月別アーカイブ: 2017年1月

芸事

大学時代に弦楽器が弾きたくて
ギターを結構練習したつもりが

なかなか上手くならなかったのに

演奏力ではなく
思いの外、音楽に対する審美眼が
先に上がってびっくりしたことがある。

これは書道もそうだったし
きっと何においても言えるはず。

楽器や歌が上手くなるのも
字や絵が上達するのも
かなり時間がかかるし

芸事って練習を止めると
あっという間に退化する。

だけど、それらの審美眼は
それよりもかなり早くに獲得できる。

しかも一度獲得できると
しばらく触れなくても
あまり低下しない。

かといって始めから
審美眼だけを獲得しようとしたり、
やらされ感で練習していても
なかなか身に付かない気がする。

上手くなりたいという主体性がないと
センスは育たない。

私は子供の頃から
ピアノを習っていたのに
音楽のこだわりがほとんどなかった。

それは、あまり主体性が
なかったからだと今思っている。

意識で脳が変わる良い例だと思う。

文字の味

どこかの子供達の習字。

久しぶりに
人の書いた文字をたくさん見た。

抑揚のない惜しい字が多くて
なんだかムズムズした。

小学生の頃、
たくさん習い事をした中で
書道は断トツに好きだった。

教え方が上手な書道の先生が
近所にいて、私もそこで習っていた。

細い字は「ヒョロヒョロ」
流れのない字には「どんくさい」と一蹴。

おかげで
しっかりした流れのある字を
書けるようになった。

飽きてきたり、やる気の出ない日は
瞬殺で見抜かれるから

的を射るスパイシーな指摘に
ドキドキしながらも
たまに褒められると嬉しくて。

中学受験のために仕方なく辞めてから
私立の中学に行ったら
勉強で忙しくなり、
戻るつもりが戻れないまま

あれから20年位経った。

自分で書いたら
もう歯がゆい字しか書けないはずなのに
見る目だけは、あまり落ちない。

もう一回習って
ちょっと教えてみたいなあ。